「虎に翼」第66話に登場する星航一（岡田将生）のモデルとなった三淵乾太郎（みぶち・けんたろう）さんについて、その人物像をまとめてご紹介させていただきます。
三淵乾太郎さんは、「虎に翼」のヒロイン・寅子（伊藤沙莉）のモデル・三淵嘉子さんの再婚相手。
お2人の馴れ初めについても調べてみました。
「虎に翼」星航一（岡田将生）のモデル・三淵乾太郎とは？
「虎に翼」第66話に登場する星航一（岡田将生）のモデルとなったのは三淵乾太郎さんです。
三淵乾太郎さんについてご紹介させていただきます。
1906年12月3日、三淵乾太郎さんは初代最高裁長官・三淵忠彦さんの長男として誕生されました。
成長した三淵乾太郎さんは東京帝国大学法学部を卒業後、司法省に入省され、以下のようにキャリアを重ねて行かれました。
| 1930（昭和5）年 | 高等文官試験司法科に合格 |
| 1931（昭和6）年 | 東京帝国大学法学部を卒業後、司法省に入省 |
| 1932（昭和7）年 | 東京地方裁判所の予審判事に |
| 1935（昭和10）年 | 東京民事地方裁判所判事に |
| 1942（昭和17）年 | 司法事務官に |
| 1944（昭和19）年 | 領事として北京に赴任 |
そして戦後には高等裁判所裁判官、及び最高裁判所調査官の要職を務められたほか、甲府地方裁判所所長、浦和地方裁判所所長などを歴任されました。
私生活では、水戸高等学校教授の娘・生沼（おいぬま）祥子さんとご結婚され、4人のお子さんに恵まれましたが、1955(昭和30）年に死別。
そして翌1956（昭和31）年、名古屋地方裁判所判事で「虎に翼」の寅子のモデルとなった和田嘉子さんとご結婚されました。
「虎に翼」星航一のモデル・三淵乾太郎と三淵嘉子の馴れ初め
「虎に翼」星航一のモデルとなった三淵乾太郎さんと三淵嘉子さんの馴れ初めについて調べてみました。
お2人を結び付けたのは、嘉子さんの明治大学での恩師・穂積教授と乾太郎さんの父・忠彦さんでした。
三淵忠彦と嘉子
1948（昭和23）年、最高裁判所に勤務していた嘉子さんは、乾太郎さんの父であり、最高裁判官である三淵忠彦さんから呼び出されました。
突然の最高裁判官からの呼び出しに驚きつつ長官室に向かうと、忠彦さんは、嘉子さんの明治大学の恩師・穂積教授より嘉子さんの話を聞いたことで、嘉子さんに興味を持ち「会ってみたい」と呼び出したということでした。
そしてその後、嘉子さんは忠彦さんの元で民法本の改訂作業を手伝うこととなり、仕事を通して忠彦さんと次第に親しくなっていったのでした。
乾太郎と嘉子の出会い
1950（昭和25）年、嘉子さんはアメリカ滞在中に三淵忠彦さんの訃報を受けます。
帰国後すぐに、嘉子さんは三淵家へと弔問に向かい、その時、三淵家にて乾太郎さんと初めて出会ったのです。
そして1955（昭和30）年、三淵乾太郎さんは妻・祥子さんと死別。
1年後の翌1956（昭和31）年に乾太郎さんと嘉子さんはご結婚されました。
その時、乾太郎さんは50歳、嘉子さんは41歳でお互い再婚同士でした。
子ども
乾太郎さん50歳、嘉子さん41歳で共に再婚同士のお2人にはそれぞれお子さんがいらっしゃいました。
乾太郎さんには前妻・祥子さんとの間に1男3女、嘉子さんには前夫・和田芳夫さんとの間に息子さんがお一人。
・三淵那珂
・三淵奈都
・三淵麻都
・三淵力
・和田芳武
（嘉子さんの息子・芳武さんは、母・嘉子さんが再婚されても姓は和田のままにされていたそうです。）
嘉子さんは、乾太郎さんの長女・那珂さんと度々衝突することもあったそうですが、嘉子さんは5人のお子さんを立派に育てあげられました。
三淵嘉子さんの家系図についてはこちら↓
「虎に翼」三淵嘉子の家系図！夫・両親・子供たちとはこう繋がる！
「虎に翼」星航一のモデル・三淵乾太郎を演じるのは岡田将生
「虎に翼」において、三淵乾太郎さんをモデルとする星航一を演じるのは岡田将生さんです。
岡田将生さんについてご紹介させて頂きます。
| 生年月日 | 1989年8月15日 |
|---|---|
| 出身地 | 東京都江戸川区 |
| 身長 | 182 cm |
| 血液型 | AB型 |
| 主な作品 | 「平清盛」 「ゆとりですがなにか」 「なつぞら」 「ザ・トラベルナース」など多数 |
中学2年生の時に原宿でスカウトされたものの、当時は部活動のバスケットボールに夢中だったため、一旦断られたそうです。
ですが、高校進学後に事務所と連絡を取り、2006年に日本工学院専門学校のCMでデビュー。
そして同年、「東京少女」にてドラマデビューも果たされました。
まとめ
「虎に翼」第66話に登場する星航一のモデルとなった三淵乾太郎さんについて、その人物像と嘉子さんとの馴れ初めについてご紹介させて頂きました。
三淵乾太郎さんは初代最高裁長官・三淵忠彦さんの長男。
戦後には高等裁判所裁判官、及び最高裁判所調査官の要職を務められたほか、甲府地方裁判所所長、浦和地方裁判所所長などを歴任されました。
最高裁判所に勤務していた嘉子さんが、乾太郎さんの父である最高裁長官の忠彦さんと仕事を通じて親しくなっていったことから
忠彦さんの訃報に際し、嘉子さんが三淵家に弔問に行ったことで乾太郎さんと出会い、乾太郎さんの前妻・祥子さんが亡くなられた1年後、
嘉子さん41歳、乾太郎さん50歳の時に再婚されました。
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