「光る君へ」まひろの弟・藤原惟規(高杉真宙)とは?その死因と和歌の才能の史実を紹介!

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「光る君へ」のヒロイン・まひろ(吉高由里子)の弟・藤原惟規(高杉真宙)について、史実を元にその死因や和歌の才能についてご紹介していきます。

「光る君へ」のヒロイン・まひろは紫式部をモデルとしており、その弟・藤原惟規も実在の人物です。

「光る君へ」はフィクションでありつつも史実に基づいて描かれている部分も多いため、藤原惟規については史実と同じように描かれることと思われます。

藤原惟規の史実を元に、これから「光る君へ」において高杉真宙さん演じる藤原惟規がどのように描かれるのか、ネタバレ紹介していきます。

目次

「光る君へ」まひろの弟・藤原惟規(高杉真宙)とは?

「光る君へ」のヒロイン・まひろは紫式部をモデルとしており、その弟・藤原惟規も実在の人物です。

©NHK

「光る君へ」の公式ページにおける人物像は以下の通りです。

まひろ(紫式部)の弟で、幼名は太郎。勉学が苦手で、文学の才がある姉としょっちゅう比較されている。のんびり、ひょうひょうとした性格。

母・ちはや(国仲涼子)の死が原因で、姉・まひろと父親・為時(岸谷五朗)の仲はうまくいかなくなってしまった時も、まひろと軽口をたたき合うなど仲が良く、家族の中のムードメーカーのような存在の惟規。

まひろに頼まれて、三郎(柄本佑)を探し回るなど、家族想いの性格。

©NHK

まひろが勉学に秀でているのに対し、惟規は勉学が苦手な様子がドラマでは描かれています。

まひろにとって惟規は、心の底から「可愛い弟」なのだろうと思えます。

【ネタバレ?】藤原惟規の死因と和歌の才能などの史実を紹介!

「光る君へ」の中では、「家族思い(姉想い)」であり、「勉学は苦手」で「飄々とした性格」の人物として描かれる藤原惟規ですが、実際はどのような人物だったのでしょうか?

藤原惟規の死因と和歌の才能などの史実を紹介していきます。

紫式部との関係は?

「光る君へ」の中においては、藤原惟規は「紫式部の弟」として描かれますが、実際のところ「弟」であったのか「兄」であったのかはっきりとはわかっていないようです。

藤原惟規は、天延2(974)年に生まれたとされていますが、定かではありません。

また、何より紫式部の生まれた年が分かっていないため、紫式部と惟規の関係が姉弟の関係なのか、兄妹の関係なのかはわからないのですが、弟である説の方が有力であるとみられているようです。

©NHK

家族思いの性格?

「光る君へ」において、姉・まひろに頼まれたことで三郎を懸命にさがす惟規でしたが、実際の藤原惟規も家族思いの人物であったようにも思えます。

惟規は、兵部丞、六位蔵人、式部丞と順調に出世し、一条朝末の寛弘8(1011)年には従五位下という位に就き大出世を果たしました。

ですが同年、越後守になった父に随行するため、式部丞を辞し、父・為時の越後赴任に同行しました。

この時、父・為時は高齢の身。

もしかすると惟規は、自らの地位よりも、高齢の父を心配する気持ちの方が強かったのかもしれません。

そう考えると、実際の惟規もドラマ同様とても親孝行であり、優しい心の持ち主だったのかもしれません。

死因は?

寛弘8(1011)年、父・為時の越後赴任に同行した惟規は、この年若くして亡くなってしまいます。

死因については記録が残っておらず、定かではありません。

和歌の才能があった!

「光る君へ」の中では、惟規は「勉学は得意ではない」と描かれており、実際、『紫式部日記』においても以下のように記されています。

この式部の丞といふ人の、童にて書読みはべりし時、聞きならひつつ、かの人はおそう読みとり、忘るるところをも、あやしきまでぞさとくはべりしかば、書に心入れたる親は、「口惜しう、男子にて持たらぬこそ幸ひなかりけれ」とぞ、つねに嘆かれはべりし。

小学館新編古典文学全集『紫式部日記』

現代語に訳すと・・・

私の身内の式部の丞という人(惟規のこと)が、子どもの頃に漢文の書物を読んでおりました時、いつもそばで聞いていて、あの子がなかなか理解できず、忘れるところも、私は不思議なほどすばやく理解できましたので、漢学を専門にしている父親からは、「残念だ、おまえが男の子でないとは、ついていないなあ」と、いつも嘆かれていました。

©NHK

「光る君へ」においても、このような場面が描かれており、惟規は勉学が苦手である印象ですが、実際は惟規は和歌に優れた人物でした。

紫式部が才能に溢れすぎていたため、惟規の評価が低くなってしまっただけなのでは?と思われます。

惟規は各勅撰集にも和歌を残しており、勅撰集の「後拾遺和歌集」以下に10首が入集。

「藤原惟規集」という歌集も作り上げています。

また、和歌の才があった惟規は、亡くなる直前にも想い人である斎院の女房のことを歌に詠み、死の間際に筆を取ってそれを記したとのことです。

みやこにも わびしき人の あまたあれば なほこのたびは いかむとぞおもふ

現代語訳は・・・

都には親しい人が多くいるので、生きて帰りたいと思う

惟規は、最後の「ふ」という文字まで描くことなくこと切れてしまったため、父・為時が「ふ」の文字を書き足し、形見としたという逸話が残っています。

「光る君へ」まひろの弟・藤原惟規を演じる高杉真宙プロフィール

「光る君へ」において、まひろの弟・藤原惟規を演じるのは高杉真宙さんです。

高杉真宙さんのプロフィールや主な出演作品についてご紹介させて頂きます。

プロフィール

https://www.sponichi.co.jp/
生年月日1996年7月4日
出身地福岡県

小学6年生の時に熊本県八代市で行われた花火大会において、女の子に間違われスカウトされ芸能事務所に所属。

2009年に舞台「エブリ リトル シング’09」にて俳優デビューを果たされました。

3兄弟の長男で、かなり人見知りな性格。

子供が好きで、幼稚園教員になりたいと思っていたことも。

2021年4月11日にこれまで所属していたスウィートパワー(スパイスパワー)を退社。

翌4月12日、個人事務所「株式会社POSTERS」を設立されました。

主な出演作品

2012年 映画「カルテット」にて映画初主演。

https://www.asahi.com/

2014年には、映画「ぼんとリンちゃん」にて第36回 ヨコハマ映画祭 最優秀新人賞、2017年には、映画「散歩する侵略者」にて第72回 毎日映画コンクール スポニチグランプリ新人賞されました。

また、2018年には主演映画「笑顔の向こうに」が第16回 モナコ国際映画祭でエンジェルピースアワード 最優秀作品賞を受賞。

大河ドラマの出演は、2012年「平清盛」に続き、「光る君へ」で2作品目となります。

2022年には、「舞い上がれ!」にて朝の連続ドラマ小説に初出演されたほか、バラエティ番組「ぐるぐるナインティナイン」内のコーナー「グルメチキンレース・ゴチになります!23」で新メンバーに選ばれ、バラエティ番組でもご活躍されました。

©日本テレビ

まとめ

「光る君へ」のヒロイン・まひろの弟・藤原惟規について、史実を元にその死因や和歌の才能についてご紹介していきました。

藤原惟規は、「光る君へ」においては勉学が苦手であるように描かれていますが、実際は和歌の才能に秀でた人物でした。

年老いた父が心配だったのか、自らの地位を捨て、父の赴任先の越後に同行しましたが、京に戻ることなく、越後にて亡くなりました。(死因は不明。)

「光る君へ」においても、次第に和歌の才能が開花するとともに順調に出世していく惟規の姿、また、越後での悲しい別れが描かれるのかもしれません。

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