2023年春にスタートしたドラマ「ペンディングトレイン」。
放送された第1話の中で気になるのは、何と言っても北千住の駅近くで起きた殺傷事件の犯人の行方!
ドラマを見ていると、タイムワープした車両の中にいる人たちの中に殺人犯がいるよう“匂わせ”ているように感じられるのですが・・・果たして、あの車両の中に北千住殺傷事件の犯人はいるのでしょうか?
また、インターネット上では「北千住殺傷事件の犯人は米澤大地では?」とする声もあるのですが、私は殺人犯は米澤大地ではないのでは?と予想しています。
以下に考察していきたいと思います!
目次
「ペンディングトレイン」第1話考察!犯人は米澤大地(藤原丈一郎)ではない!
インターネットなどでは、第1話放送後の段階において「北千住殺傷事件の犯人は米澤大地なのでは?」という声が多いのですが、私は犯人は米澤大地ではないと考えます。
以下に理由を述べていきます。
殺人犯は米澤大地ではない理由
杉本哲太さん演じるサラリーマン・田中弥一が持っていた新聞が伝えている事件の詳細はは以下の通り。
- 19日午後7時22分頃、東京都足立区にあるつくばエクスプレス北千住駅の近くの路上で男性と女性が刺されたとの110番があった。
- 男性は胸を刺され死亡し、その交際相手の女性も重症。
- 20代~30代の金髪男が刃物を持って逃走。
また、井之脇海さん演じる加藤祥大が電車の中で見ていたスマートフォンのニュースサイトにおいては、この事件は「7時間前」にアップされたニュースとして取り上げられています。
上白石萌歌さん演じる畑野紗枝らが電車に乗車したのは、設定では流山おおたかの森駅であり、この電車は秋葉原へと向かう電車。
よって、乗客たちは、殺傷事件ががあった北千住の駅に向かっています。
紗枝たちが乗車した際には、すでに米澤大地は乗車していました。
もし、殺人犯であれば、自分が殺人を犯した北千住の駅の近くに、“犯人の特徴”として報道されている金髪の髪色のままわざわざ行こうとするでしょうか?
もし、殺人犯であったなら、殺人を犯した前日の午後7時から翌日の朝までに髪色を変えるなど、
“犯人の特徴”として大きく報道されているものから自身の見た目を少しでも変化させるのでは?と思うのです。
よって、この殺傷事件の犯人は米澤大地ではないのでは?と私は予想します。
金髪の犯人は萱島直哉?
車両の中に乗っている人の中で、犯人の特徴である「20代~30代の金髪男」が当てはまるのは、米澤大地の他には山田裕貴さん演じるカリスマ美容師・萱島直哉。
萱島直哉は乗車する直前まで普通に美容師の仕事をしていたわけですから、当然犯人ではありません。(主人公ですし!)
ですが、乗客の人たちは、萱島直哉が直前まで仕事をしていたことも、カリスマ美容師であることも知りません。
第1話にて「刃物を持っている」「刑務所からの手紙を持っている」と古川琴音さん演じるネイリスト・渡部玲奈によって暴露されたことで、乗客からは多少の不信感を持たれているかと思います。
そのような状況で、「北千住駅で前日に殺傷事件があり、20代~30代の金髪男が刃物を持ち逃走している」という情報があったとしたら・・・?
おそらく、乗客たちはまず金髪で20代・30代の米澤大地と萱島直哉を疑い、最終的には「刃物を持っている」という萱島直哉を疑い始めるのでは?
乗客たちの不信感をどうやってぬぐい、心を通わせるようになるのか・・・
“殺人事件”の設定は、そういう人々の心の内を描くためのものなのでは?と考えます。
「ペンディングトレイン」第1話考察!金髪の犯人は誰?
上記でも述べたように、“殺傷事件”の設定は人々の心の内を描くためのものであるとすると、もしかすると、この車両の中には殺人犯はいないかもしれません。
ですが、殺傷事件が起こってから数時間経っていますので、犯人は髪色を変え、何事もなかったかのように普段通りの生活をしている可能性も考えられます。
よって、「絶対に犯人はいない」とは言い切れないとも思います。
実際に、駅に警察官がいたため、この警察官は北千住で起きた殺傷事件の捜査をしているのでは?と思われ、犯人が近くにいることを“匂わせ”ています。
ただ、犯人が電車に乗車していたとしても、事件から数時間後の翌朝には、やはり見た目は金髪ではなくなっているのでは?と予想します。
また、今回連結部分が外れて無くなった車両は2つ。
もう一つの車両が見つかっていないため、この見つかっていない方の車両に犯人がいることも考えられますね。
【追記】「ペンディングトレイン」第1話考察!北千住殺傷事件の犯人は埋められていた!
「ペンディングトレイン」第4話にて、その存在が明らかになった6号車。
5号車と同じく6号車も同じ時空に”飛ばされて”来ていたことが判明しました。
6号車の乗客の中には、北千住で起きた殺傷事件の犯人とよく似た特徴の西垣匠さん演じる加古川辰巳がいたことから、加古川が北千住事件の犯人なのでは?とも思われましたが、
第6話にて、6号車のリーダーであるIT企業社長・萩原聖人さん演じる山本俊介によると、タイムワープ当日にパニックになった犯人を制止しようとしたところ、
誤って刺してしまい、犯人を殺めてしまったということが明らかになりました。
第5話にて、上白石萌歌さん演じる体育教師・畑野紗枝と、古川琴音さん演じるネイリスト・渡部玲奈が土に埋められている犯人を発見しています。
まとめ
第1話の中で気になった、北千住で起きたという殺傷事件の犯人について考察してみました。
「犯人は米澤大地では?」とする声も多いものの、私は犯人は米澤大地ではないと考えます。
「20代から30代の金髪の男」という犯人像から、まずは乗客たちに米澤大地と萱島直哉を疑わせ、最終的には「刃物を持っている」という理由で萱島直哉に疑いの目が向けられるようになる・・・
米澤大地と萱島直哉の対立も描きつつ、
乗客たちの心の中に芽生えたその“疑惑”を段々と払しょくさせるとともに、徐々に信頼関係を築いていく・・・〝殺傷事件”は、そのような展開にするために盛り込まれた要素ではないかと考えます。
実はこの車両の乗客の中に犯人はいないかもしれませんし、もしかすると黒髪に戻して同じ車両に乗っている可能性も考えられます。あるいは、行方不明になっているもう一つの車両の中にいる可能性も。
第2話以降、この殺傷事件についても少しずつ明らかになっていくと思います。
さて、この考察が当たっているのかいないのか・・・それも楽しみながら視聴したいと思います!
【追記】
第2話以降、徐々に物語が進んでいくと、6号車の乗客である加古川辰巳が北千住事件の犯人なのでは?と思わせられましたが、第6話にて、北千住事件の犯人は、タイムワープ当日に命を落としていたことが明らかになりました。
他にもいろいろ考察してます!↓