「最高の教師」にて、九条里奈(松岡茉優)を突き落とした犯人は左利きであるかのような描写がありました。
左利きの生徒であれば、あの手は東風谷葵(當真あみ)の手の可能性が高いように思えます。
ただ、もしも東風谷の手だったとすると、里奈を突き落とそうとしたのではなく、助けようとして伸ばされたものだったのでは?と思いますし、東風谷の手ではない可能性もありそうです。
また、里奈を突き落とした犯人については、星崎透(奥平大兼)である可能性が高いと考えてはいますが↓


里奈自身が自ら衝動的に飛び降りた可能性も考えられそうです。
以下、考察していきます。
「最高の教師」左利きの犯人は東風谷葵?!
「最高の教師」にて、九条里奈を突き落とした犯人は左利きであるかのような描写がありました。
左利きの生徒ということで、あの手は東風谷葵の手である可能性が高そうに思えますが・・・。
犯人は左利き?
卒業席の日、里奈は吹き抜け階段から生徒に突き落とされ、落ちていく際に自分を突き落としたと思われる生徒の手が見えました。
制服の袖に「3年D組 卒業おめでとう」と書かれたリボンが付けられていたことから、里奈は自分の担任のクラス「3年D組」の生徒に突き落とされたことを確信します。

生徒の手が映った場面をよく見ると、手のひらの向きと親指の位置から左手であることが分かります。
明確な殺意を持って「誰かを突き落とす」という行動をとるならば、やはり利き手を使うと考えられますので、このことから、「犯人は左利きの人物なのでは?」の声に繋がっています。
左利きは二人
「最高の教師」の中で、明確に左利きである描写がなされているのは、東風谷葵と里奈の夫である九条蓮の2人のみ。
東風谷葵
里奈の1週目の人生において、10月に自ら死を選んでしまった鵜久森叶(芦田愛菜)のことを好きだった東風谷ですので、
鵜久森のことをいじめから救うことをせず、ただ傍観していた里奈のことを恨んでいた可能性はありますが、

第8話にて「先生の1週目の人生で、時間が経ったら、私も鵜久森さんのことを忘れて笑っていましたか?」という主旨の東風谷からの問いに対し、里奈は答えにくそうにしていましたので、
おそらく卒業式の日まで鵜久森のことを助けてくれなかった里奈のことをずっと恨んでいたという可能性は低そうです。
もしもこの手が東風谷のものであった場合は、救いの手であった可能性の方が高いのでは?
九条蓮
蓮も左利きであることが描写されていますが、卒業式の日にわざわざ学校に忍び込み、リボンのついた制服を着て里奈を突き落とそうとするというのは、現実的ではないかと思います。

里奈の1週目の人生において、里奈と蓮とは夏に離婚しています。
離婚した後、数か月経ってから生徒を装って里奈を突き落とすことは考えにくいです。
蓮に関しては、1週目で里奈と離婚したことを後悔し、2周目の人生において里奈を守ろうとしているのでは?と考察しています↓

「最高の教師」九条里奈は自分で飛び降りた?
1週目の人生において、里奈は「生徒に突き落とされた」と思いながら吹き抜け廊下から落下していきますが、もしかしたら、「突き落とされた」と言うのは里奈の思い込みであって、本当は自分で落ちてしまったという可能性も。
すべては憶測にすぎない
最終回・第10話の予告映像にて、「すべては憶測にすぎない」という文字が流れます。

この「憶測」と言うのは、もしかすると、「生徒に突き落とされた」ということが里奈の”憶測”であり、
実際には、生徒に突き落とされたのではなく、1週目の人生において鵜久森が吸い込まれるように川に落ちたのと同様、里奈も自分から落下した可能性もあるのでは?
落下していく際にふと我に返った里奈は「嫌だ、死にたくない」と思うとともに、

落下の際、生徒の手が見えたことから、「生徒に突き落とされた」と思い込んでいる可能性も考えられなくはなさそうです。
「何もできなかった自分は、生徒に恨まれたとしても仕方がない」
そのように無意識に思っていたことで、「突き落とされた」と思い込んでしまった可能性もあるのでは?
「変わらない」と諦める貴方とは?
最終回の副題は「『変わらない』と諦める貴方へ」。
おそらくこの「貴方」については、第3話にて「いつからだろう。俺がこの高校生活を景色のようにただ眺めて過ごすようになったのは・・・。」と毎日を辟易して過ごしていた様子の星崎ではないかとは思うのですが↓

1週目の里奈自身も、日々を変える努力をせず、ただ毎日をやり過ごしていました。
第1話の冒頭の里奈のナレーションは以下の通りです。
生徒の問題を注意すれば、笑みを浮かべてパワハラと騒ぎ立てられる
生徒の悩みに耳を傾ければ、直ちにモラハラと糾弾されるこの時代に、彼らが教師に期待する役割はもはや、ただ彼らの自由を邪魔せず、卒業の日を迎えさせるだけとなった。
今年も嫌になるほど問題が山積した。
だが、私は何もできずにいた。いや、何もせずに生き抜いた。
教師とは、私とは、いったい何者なのだろうか?
この里奈のナレーションが終わったところで、里奈は何者かに突き落とされ、地面に落ちていきました。
このナレーションから、里奈はこの1年の自分自身を振り返り、何もしなかった自分を反省しているようにも取れます。

一年を振り返ることで、何もせずにただやり過ごしてきた自分を責め、突発的に飛び降りた・・・そういう可能性も無きにしもあらずでは?
「『変わらない』と諦める貴方」とは、星崎だけでなく、里奈自身のことを指しているようにも思えます。
夫・蓮の言葉
また、第9話において、夫の蓮と食事をしながら鵜久森のことを話している場面があるのですが、この時の蓮のセリフが、1週目の人生で里奈が自ら命を絶ったことを示唆しているようにも取れるのです。
その時の蓮のセリフは以下のようなものでした。
自分で自分を・・・っていう選択をしてしまう子は、決して弱い子なんかじゃない。
むしろ強すぎるから、迷惑かけないように全部を自分で背負って、考えて、その選択をしてしまうのかなって。
もう少しだけ、横に荷物渡してもいいのに。強くて優しすぎちゃうから、それが出来なくて背負っちゃうんだよ。
だから、里奈ももっと弱くていいからな。
1週目の人生において自ら命を絶ってしまった鵜久森。
その鵜久森を「強くて優しい子」だとした上で、それゆえ、全部自分で背負ってしまって、自ら命を絶つという行動に出てしまったのでは?と蓮は言っています。
そして、最後には里奈に対し「里奈ももっと弱くていい」と語り掛けています。

この「里奈ももっと弱くていい」というセリフには違和感を感じてしまいます。
まるで、里奈も鵜久森同様に自ら命を絶つという選択をするのを止めようとしているように聞こえます。
蓮は、1週目の人生において里奈が吹き抜け廊下から飛び降りて命を絶ったのを知っており、それを阻止しようとしているようにも思えます。
蓮については、蓮もタイムリープしており、2周目の人生では里奈のことを守ろうとしているのでは?と考察しています↓

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「最高の教師」東風谷葵が助けようとした?
もしも、里奈が自ら転落したのであれば、落下の際に里奈が見た手は生徒が里奈を助けようと伸ばした手なのかもしれません。
そうであれば、左利きである東風谷の可能性が高いような気がしますが・・・
第9話にて、吹き抜け階段から転落していく鵜久森に手を伸ばして助けようとしていた西野美月(茅島みずき)も左手を伸ばしていました。

西野が左利きであるかどうかはわかりませんが、右手にSDカードを持っていたため、咄嗟に出たのが左手だったということだと思われます。
よって、このように右利きの人物であっても、右手に何かを持っていれば、咄嗟に差し出すのは左手となりますので、東風谷ではない可能性も大いにあると思われます。
まとめ
「最高の教師」にて、九条里奈を突き落とした犯人は左利きであるかのような描写がありました。
左利きの生徒であれば、あの手は東風谷葵の手の可能性が高いように思えるのですが、
もしも東風谷の手だったとすると、里奈のことを殺したいほど憎んでいるとは考えにくいため、突き落とそうとしたのではなく、助けようとして伸ばされたものだったのでは?と思いますし、
東風谷のものではなく、他の生徒の手である可能性もありそうです。
また、蓮の「里奈ももっと弱くていいからな」のセリフや、教師としての1年を回顧している里奈のナレーションを鑑みると、
生徒に突き落とされたのではなく、里奈自らが衝動的に飛び降りてしまった可能性も考えられそうです。
星崎が犯人である可能性が高そうには思いますが・・・

最終回、「『変わらない』と諦める貴方」への里奈の授業はどんな内容になるのでしょうか?
他にもいろいろ考察しています↓











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